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アクリル水槽の仕組みと取り扱いを解説

アクリル水槽の構造や取扱について解説します。

アクリル板の製造メーカー

日本の大手メーカーは5社あるのですが、品質はJIS規格により厳しく規制されていますので、基本的に国産でしたら安心して購入できます。

アクリル板の種類

「押し出し板」と「キャスト板」の2種類があります。
押し出し板は、粘土状にしたアクリル樹脂をローラーより押し出して製造します。大量生産ができるため、低価格で製造できます。キャスト板に比べて若干柔らかいので傷は付きやすいです。溶剤接着との相性は良いようです。

キャスト板は、2枚のガラスの間にアクリル樹脂を注入し、硬化させて作ります。硬度が高いので大型の水槽の時によく使用します。重合接着と相性が良いようです。

アクリル板の接着方法

溶剤接着

アクリルを溶かす溶液を注射器で接着する部分に注入し、アクリルを溶かして接合する方法です。

膨潤接着

これは溶剤接着の一つの方法で溶剤でアクリル板をふやかして接着させる方法です。

重合接着

接着面に隙間を作り、そこにアクリル原材料を注入して硬化させ接着します。

アクリル水槽 取り扱い注意事項

  • 水・海水以外は入れてはダメです。
  • 水温は40℃以下で使用してください。
  • フランジ(水槽上部の補強部分)を持って移動しないでください。
  • 水槽の移動時は、完全に水を抜いてからにしてください。
  • シンナー系の液体で拭かないでください。セロテープなども接着面に害を与えますので注意が必要です。
  • アクリルは可燃性です。火気に近づけないでください。

アクリル水槽 設置上の注意事項

水槽は、十分な強度のある台に乗せてください。水平であることも大事な条件です。温度変化、湿度などで若干ですが伸び縮みしますので設置スペースは余裕をみてください。特に後ろの壁にピッタリくっつけるのは避けてください。直射日光の当たる場所は危険ですので避けてください。